びー旅ロード 2012年 No.88 バンコクに格安で行く方法
格安海外旅行術 びー旅 .

クアラルンプール格安ホテル


マレーシアのフルーツの漬物 4R(100円)現地名 JERUK KERING。直訳すると乾燥ミカン。地元の方々に大人気

室温30度でも冷蔵庫
不要で日持ちする。
これはミカンでなく梨



ピピ島格安情報


格安韓国ホテル

パタヤホテル格安情報



ランタ島バンブーハット
バンガロー1棟1泊400B



スラタニ~プンピン バス12B


パッカード国境


チャンタブリのバイタク


タイには豚足も豚顔もある


タイ深南部ヤラー駅


オスマック国境カンボジア側。地雷注意の看板。この近辺ではプレアヴィヒア問題でタイ・カンボジア両軍の緊張が続く。今も散発的に銃撃戦が起こる。

バンコクに格安で行く方法 2012年版

米系直行便 VS エアアジア VS ベトナム航空

ちょっとしょっぱいビジネスエアとジェットアジアエアウェイズについて

ホアランポーン駅
ホアランポーン駅

◆2012年4月29日(日) バンコクに格安で行く方法     前へ     次へ
バンコクに安く行く方法は経由便含めて無数にあり、どの方法が一番安いのかも変遷激しく日単位でころころ変わる。最安確保にはピークをはずして安い航空券が出ている時期に日程をあわせる融通も必要だ。

旅行者側からすれば現地物価を反映させた現地価格は誰もが知りたい本当のところ。一般企業なら製品原価は顧客には絶対に知られてはならない機密事項だ。しかし旅行情報に関してはびー旅のような個人サイトが現地原価を赤裸々に暴いてしまう。

ただ現状びー旅情報は真実を書いてはいるのだけれども、旅行情報としてはあまりにエキセントリック過ぎてツアーに参加する旅行者には何の役にも立たない異次元情報になってしまっている。わかっていてあえてそうしている。ぬるいガイドブック情報書いても私自身テンションあがらない。

結果このサイトは旅行ガイド情報というより、ただの海外ドキュメンタリー報告、例えるなら「めずらしい新種の猿の生態の公開」状態に成り果てている。

バンコク路線は人気路線で大量の日本人が移動する。世界中で日本人の現地在住の数が最も多い都市1位はサンパウロだが、首都に限ればバンコクが1位だ。距離も近いので観光客ばかりでなくビジネスでの利用も多い。

よくある「何で国内工場をタイやベトナムなど海外移転するのか」という問いは愚問。時給100円で10時間労働を嬉々としてやる従業員は日本にはいない。激安中国製品が利益を出すのも同じ理由。なのに日本人観光客は物価日本の10分の1という国に行っても日本と同じ料金を払う。何に付加価値を認めるかは好き好きなので本人が納得していれば問題はないのだけれど。

ガーナ・ブルキナファソ国境バオバブと2ショット

成田空港の夕暮れ
成田空港の夕暮れ


 ●日本発バンコク便 激安バトルは三つ巴

カオサン通り
バンコク格安便バトルには3つの勢力がある。

1、デルタやユナイテッドなどの米系直行便
2、ベトナム航空と中国南方航空などの経由便
3、エアアジア、セブパシフィックなどのLCC

ちなみにJLやNHなど日系航空会社は格安バトルがテーマだと選択肢の候補にもならない。

まずひとつがデルタやユナイテッドなどの米系直行便。6時間フライトでバンコクに直行し、格安FIXでマイルがたまり、21~30日FIXと帰路便制限がゆるい。燃油税入れて最安往復6万円台と若干高いが、経由便利用で10時間以上、場合によっては実質2日かけていくよりかなり楽。ただマイルの条件が11年春より悪くなったので以前ほどの旨みは減った。米系格安便は現地到着が深夜になるのも難。エアポートリンクも551番バスの最終にも間に合わないことが多い。帰路便も早朝バンコク発なので前日の深夜から出国体制がいる。

かつて10年12月までは2週間以上のFIXで安いものは米系しかなかったが、エアアジア羽田就航でそれ以降状況が変わった。頻繁に米系を使っていた私自身、ここ数回のタイ行きは米系でなくエアアジアを使うようになっている。ただ私の旅は西アフリカに行くのにエアアジアを使い、洪水のバンコクへ列車で向かうという偏屈スタイルなのでその分差し引いての参考に。エアアジアでアフリカ?の実録詳細はこちらへ


チャオプラヤエクスプレス 対岸まで3B

 ●バンコク格安経由便の本当のところ
そしてもうひとつが経由便。チャイナエアラインとベトナム航空と中国南方航空が火花を散らす。ここ数ヶ月成田~バンコク路線の最安値バトルは熾烈で、ネット表示は1万6千円~だがお約束の燃油税等含めると最安値大体4万5千円。

前回のコラムのバリ島格安便で「チャイナエアラインの乗継便最安チケットはさほど安くもないのに条件極悪というまさに安かろう悪かろうチケット」とチャイナの経由便こけ下ろしたが、これはあくまで乗継時間が16時間というバリ島行だった場合。

行き先がバンコクの場合、台北~バンコクは毎日2便あり、台北での乗継時間は数時間。バリ島と違って混雑時期でない限りほぼ同日乗継できる。フォローするわけではないがこの状況なら利用価値はかろうじてありそうだ。チャイナは燃油税も他社より安い。
パタヤ沖のラン島で
パタヤ沖のラン島で

ネット表示は往復1万5800円でベトナム航空に負けているがそれでも総額は5万円弱。難点は2名参加の1名料金なので1名だと割高になることと、11日FIXなので長期旅行には使えないこと。チャイナにも長期FIX自体はあるが割高。大手航空会社の場合、遠い日にちの席はまだまだ高く売れる可能性があるのであまり安売りはしない。

バンコク空港鉄道エアポートリンク
バンコク空港鉄道エアポートリンク
ベトナム航空も燃油税が安いので総額が安くなる。2012年4月28日チェック5月13日~23日の11日FIXでネット表示往復15,500円、実際の支払い総額43,750円。うち燃油税は往復総額19,860円。ネット上では航空会社未定で提示されるが実質ベトナム航空。ほぼホーチミン経由でたまにハノイ経由になる。

私のチェックした便はホーチミンでの待ち時間2~3時間でトータル所要9時間35分。成田10時30分発、バンコク18時05分着だった。この時間着ならエアポートリンクで市内へ行ける。これで43,750円なら十分合格点ではないか。ただ11日FIXが難点。現地物価の恩恵をより受ける長期放浪には使えない。一方チャイナの格安乗り継ぎは22:45BKK着と微妙。


Booking.com



バンコクワットポー近くの通り

 ●LCC(Low Cost Carrier)の本当のところ
そして最後の3番目にLCC(格安航空会社)がからむ。羽田・関空発クアラルンプール経由のエアアジア、関空発マニラ経由のセブパシフィックなど。プロモ料金をつかまえる限りバンコク往復燃油込み往復総額2万8千円と価格だけに焦点をあてれば現状最安。

ちなみにエイビーロードにはLCCは登場しない。エアアジアは手配するツアー会社や検索サイトのマージンさえ許さない、あくまで利用客直取引というコスト削減徹底ぶり。利用者側のネット自力予約が必須だ。

燃油税がなく、FIX(フライト日が固定されていて変更やキャンセル払い戻しができない)という概念がない。すべてのチケットがFIXと言えなくもないが。エアアジアの最安プロモに航空会社都合の帰路便11日期限がないので長期旅行でも格安確保が容易だ。


タイ南部ミャンマー国境の島スリン島
先日私はこのクアラルンプール経由のバンコク行のプロモ席を実際に予約した。ネット表示片道10,900円で空港税他込みで最終的に支払った金額は往復3万1千円。往復の羽田・KLの座席指定をしなければ2万8千円だった。この値段は他の経由便ではありえない激安料金。料金的にはエアアジアの圧勝だ。ただプロモ料金確保は混雑期の希望日の手配はまず無理と思ったほうがいい。

さらに加えて実際に予約をして乗継時間やルートを確認して若干「あれ?」と思う。この激安プロモ席にも難点はあったのだ。それはバンコクまでの所要時間。私が予約したフライトの行きはKLで5時間待ち、バンコクまでのトータル所要15時間。直行だと6時間で行けるのでこの差は微妙。フライト日はまだ半年先。都合が悪くなって行けなくなっても払い戻しはされない。

東京・バンコク経由便のルート比較
格安経由便の場合、ルートや乗り継ぎで無駄が多い場合もあるので注意がいる

ルート自体も上の地図のとおり台北経由なら目的地へのフライト路線上に外れることなく経由地点がある。一方クアラルンプール経由は通り越して戻る位置にあるので余計に時間がかかる。5時間待ち時間あればKL市内に行けるので短期市内観光付と割り切れば問題ないが、クアラルンプール発バンコク行に乗り遅れればその航空券はパアになる。どちらにせよ羽田発の深夜便で行ってバンコクにつくころはヘロヘロになっていそう。バンコク着は昼の12時55分なのでエアポートリンクで市内に行ける。帰路はKLで4時間25分待ち。この待ち時間は悲しいことにプロモ席確保後気がついた。

ただそれなりの難はあっても、帰路便が1ヶ月以上後で往復総額28,000円は今後十分選択肢の有力候補としてあがってきそう。ちなみに中国南方航空の乗継は広州。


羽田発クアラルンプール経由バンコク行明細。座席指定しなければ28,000円だったのに…
不覚にも14列避けたくて座席指定してしまった。座席は前のほうの窓際になったんだけど。

 ●場外乱闘 ビジネスエアとジェットエアウェイズ
番外編として期間限定で出現するのがHISがチャーターして短い期間だけ日本にやってくるビジネスエアやジェットアジアエアウェイズなど。どちらもチャーター便のみでビジネスエアは2012年現在日本には運航していない。ジェットアジアエアウェイズも2012年のGWのみの運行。ネット表示では安く見えるもどちらもHISが間に入ってマージンとるので安さに限界あり。みかけ8日FIXだが短期間しか飛ばないので往路をチャーター期間の頭にとらないとそれ以上に短いFIXとなる。

実際に4月28日ジェットアジアでHISに電話入れて確認してみるも8日FIXネット表示49,000円で希望の日にちで帰路便確保不可だった。

カオサンのフルーツ屋台は11年頃から15Bに値上げした

仮に取れたとしても最終支払いは53,450円。直行便で燃油はないとのことだがこれだと最終支払額はベトナムエアやチャイナよりも高い。しかも他に希望する日にちはことごとく満席で予約できず。私の記憶では2011年のビジネスエアも同じような総額だった。ネット上に体験者自慢として出回るそれより安い価格はLCCの数百円の撒き餌プロモ席と同じ仕組み。

結局「その日はその料金でないが別の航空会社ならある」と高めの航空券へと誘導され「何だそれ?」状態。

ビジネスエアやジェットアジアの格安料金表示はカモに電話させるための餌に見えなくもない。実際ビジネスエア情報をネットで調べるも「安い」と言う1年前の情報ばかりで、現在日本へ運行していないことはHISに電話をしないと確認できなかった。


ホアランポーン駅のバターワース行マレー鉄道タイ車両

私がタイに行き始めた頃、もう10年以上前、エアインディア45日FIX45,000円、あるいはビーマンバングラの28日FIX32,000円で、機内でサリー姿の太ったおばちゃんクルーの対応にむかつきながらバンコクに行くのがお約束だった。この頃にまだ燃油税はなかった。マイレージなどの気の利いたものもなし。代わりにリコンファームという味のあるシステムがあって現地で電話を探して奔走していた。今は両航空会社とも成田~バンコクには飛んでいない。

最後に参考までにIATA運賃適用の日本航空、成田バンコク往復エコノミー正規運賃、平日342,000円、週末370,000円。燃油税別。

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バンコクホテル格安予約

バリ島格安ホテル情報

はみ出し情報
  • 「バンコクに安く行く方法」 …なんか気の抜けたゆるいタイトルだ。こういう内容ほど切り込んだ視点が必要。条件によっても変わるが直行なら米系、経由ならベトナムエア。エアアジアはバリ島ならいいがバンコクには若干難あり。もったいつけずにはよう羽田からバンコク直行で飛べよとエアアジアに個人的に切に望む。
  • エアアジア機内に弁当持込禁止だったのか?先日本家サイトの約款読んでいて気がついた。え?だってアジア線では現地の方々みんな食いもん持ち込んで自由に食うとったやないけ。よほど1000円のまずい機内食買わせたいらしい。羽田線うるさそうなので今後めっかんないように隠れて食わねばならん。深夜便なので食わなくてもいいんだけど。夜食うと太るし。
  • 11年HISチャーターでごく一部で話題になった成田~バンコクのビジネスエアは2012年現在日本には飛んでない。ネット上には1年前の情報ばかりで現在日本へ運行していないことに触れている情報皆無。これじゃいまだに安く飛んでいると誤解される。
  • ジェットエアウェイズは2012年GW期間限定HIS短期間チャーターで燃油税はないがネット表示49,000円、総額だと53,450円。取りたい日にちでまず取れず結局高い航空券に誘導される。ビジネスエアもジェットエアウェイズもHISが間に入ってマージンとるので安さに限界あり。


スワンナプーム空港


パッタイ屋台


カオサンのワンコ首輪なし

女子旅

はみ出し情報
  • 肉じゃがは2日煮込んで煮崩れると悲しい流動食状態になるが、カレーは2~3日煮込んで煮崩れるといい感じになるのう。
  • 1ヶ月放浪に備えて予備のデジカメ買う。1台目がオリンパスなので電池とカードの互換性考えるとどうしても予備もオリンパスになってしまう。12倍光学ズームの1600万画素。今度のはダイバー仕様になってないが予備のスペックじゃないな。コモド島の大怪獣をアップで撮れそうじゃ。

ハワイホテル格安情報



インドホテル 格安ネット予約

アフリカンインパクト


タイ国鉄新車両


タイにはスウェンセンズと言うパフェ屋があって写真のパフェが210円で食べられる。日本では抵抗あるおっさん1人のパフェ食いもハジャイだと抵抗ない。スウェンセンズはカオサンにもシェムリアップにもある。


オスマック国境カンボジア側
徒歩1分で地雷原


バンタオ国境むこうがラオス


ソムタム定食


フエサイからパクベンへ

金髪じゃなかった頃
   


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